FAMILY SUPPORT
噛みつき・ひっかきを伝える
相手を特定せず、発生状況と双方への援助を伝えます。
現場を想定した例
玩具の取り合いの中で、1歳児が別の子の腕を噛んだ。傷の確認と処置を行い、双方の家庭へ個別に説明する場面。
※特定の園や実在の事例ではなく、理解を助けるために構成した架空例です。
判断するときのポイント
- 相手の子を特定できる情報は伝えない
- 発達段階だけを理由にせず環境と援助も振り返る
- 被害・加害という固定的な見方を避ける
最初に確認する事実
- 発生時刻と遊びの状況
- 傷の部位と状態
- 職員が行った処置
- 直前の子どもの様子
伝える順番の参考
- 傷と処置、現在の様子を先に伝える
- 発達段階や背景は断定せず、確認できた様子として説明する
- 再発防止の環境・職員配置の見直しを園として共有する
伝え方の参考例
本日○時頃、玩具を使って遊んでいた際に腕を噛まれ、○○の状態が見られました。すぐに○○の処置を行いました。ご心配をおかけして申し訳ありません。相手のお子さんが特定される情報はお伝えできませんが、園で状況を振り返り、環境と見守り方を見直します。
そのまま使用せず、確認できた事実と園の方針に合わせて調整してください。
避けたい対応
- 原因や責任が不明な段階で断定する
- 他児や他家庭を特定できる情報を伝える
- 一人で判断し、園として確認していない約束をする
- 噛んだ子の名前や家庭情報を伝える
- 『よくあること』だけで終わらせる
記録に残す項目
- 日時・場所・対応した職員
- 確認できた事実と情報源
- 保護者へ伝えた内容と反応
- 管理職への報告と今後の対応
管理職・専門機関への共有
- 皮膚の損傷や強い腫れがある場合は園の受診基準を確認
- 繰り返す場合は個人の問題にせず環境・時間帯・関わりをチームで検討
参考にした公的資料
- 保育所保育指針解説 ↗
保護者との相互理解、職員間の連携、保護者支援の基本
- 教育・保育施設等における事故防止・事故発生時対応ガイドライン ↗
事故時の安全確保、組織的対応、記録・報告の考え方
公的資料の要点を保育現場で確認しやすい形に整理しています。原文もあわせて確認してください。