活動を選ぶ基準
手形や完成品を残すことより、子どもの反応を優先します。
- 大きく破損しにくい素材
- 短時間で終えられる工程
- 触らない参加方法もある
- 保育者が近くで見守れる人数
素材の安全確認
使用前後の個数と状態を確認します。
- 口へ入る大きさではないか
- 成分とアレルギー
- 濡れたときの破れや色落ち
- 床や衣服についた場合の対応
おすすめの展開
同じ素材でも参加方法を変えられます。
- 指や手のひらでスタンプ
- 袋越しの色混ぜ
- 大きなシールを貼る
- 花紙を握る・広げる
1歳児8人・指スタンプの組み立て例
感触を嫌がる子と口へ手を運びやすい子がいるクラスの一例です。
- 2人ずつ行い、ほかの子には普段の遊びを残す
- 安全性を確認した水性絵の具を少量だけ出す
- 直接触れない子にはスポンジ、透明袋越し、見るだけを示す
- 3分程度で手を拭き、皮膚状態と床面を確認する
- 作品の完成度ではなく、自分で選んだ触れ方を記録する
完成を求めない記録例
結果ではなく、素材との関わりを記録します。
- 指先で一度触れてすぐ離した
- 保育者の動きを見てからスポンジを選んだ
- 色が重なる様子を繰り返し見た
- 終了の声かけ後、自分から手拭きへ移動した
よくある質問
掲載例をそのまま実施してよいですか?
掲載内容は参考例です。子どもの発達・体調、職員配置、使用できる場所、園の方針を確認し、時間・人数・参加方法を調整してください。
参加したくない子にはどう対応しますか?
見る、聞く、途中から加わる、別の安心できる場所で過ごすことも認めます。参加や動きを無理に求めません。
食品を素材にすれば安全ですか?
食品でもアレルギー、誤嚥、衛生面の確認が必要です。遊びに使用した物は食べないことを共有します。
参考にした公的資料
- 厚生労働省『保育所保育指針』 ↗
発達過程と一人ひとりの状況を踏まえ、環境を通して行う保育の基礎資料です。
- こども家庭庁『教育・保育施設等の事故防止ガイドライン』 ↗
活動前の安全確認、重大事故の防止、事故発生時の対応を確認できます。
- 消費者庁『小さなものの誤飲事故に注意』 ↗
小部品や身近な物による誤飲を防ぐ際の確認資料です。
公的資料の趣旨を踏まえ、保育現場で検討しやすい参考例として再構成しています。園のマニュアルと原文も確認してください。